ビジネス書のコーナーに行けば、このフレームで考えれば課題解決ができると謳う本はたくさんありますね。
ある「思考の枠組み」は、たしかに、それをやってみたら、いまの自分では気がつかなったことに気がつくこともあると思います。
それで、多くのことが解決できるのでしょう。こういうビジネス書はうまくできていますし、たくさんの人を救っているのだろうな、と思います。
読まないよりは読んだ方がよいですし、実際にやらないよりはやった方がいい。それだけでも十分だと思うのです。仕事、プライベートを問わず、生活も変わっていきますから。
何年か前に、コロナに感染をして、当時は専用のホテルに2週間近く閉じこもって生活をしていました。自分のことで解決する課題よりも、思うところはもう少し遠くて、もう少し先の未来で、そのときに読んだ本が、こちら。
もしみなさんが「思考の枠組み」を学び、思考習慣を深めても、つねに「正解探し」をするスタンスから脱することができなければ、知識を動員し、他者と議論しながら社会課題の解決を目指すという「教養」はおそらく身につかないでしょう。
東大教授が考えるあたらしい教養 (幻冬舎新書),藤垣裕子, 柳川範之 ,2019
いわゆる問いに対しての正解探しから、大きな課題に対して問いを作ることは、もっと面白いのかも知れませんね。
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東大教授が考えるあたらしい教養 (幻冬舎新書),藤垣裕子, 柳川範之 ,2019
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