訳があって、1990年公開の映画「プリティウーマン」を最初の30分だけ観た。この映画を観るのは5度目くらいだろう。
高校時代に観たときの感想は、いまいちだった気がする。1964年ロイ・オービソンのOh! Pretty Woman の名曲をバックに、結局、男は金かぁ!と思い知らされた。
高収入・高学歴・高身長の「3高」男性はもてはやされた1990年代に、主役のリチャードギアには、ただの高校生が太刀打ちできるはずもない。
そんな私も、50歳をすぎてプリティウーマンをなぜか、5回も観ている。プリティなジュリアロバーツのせいだろうか。
ジュリアロバーツは、リチャードギアに誘われて、夜を過ごす前にデンタルフロスをはじめる。てっきり、隠れてドラッグをはじめるのかと疑ったリチャードギアは、にっこり微笑む。ギャップによる好感だ。ふだん気難しい人が一言優しいことを言う、ふだん大人しい人がむっと怒り出す。どれも、効果てきめん。
そうそう。たしか、映画のラストシーンでリチャードギアは、ジュリアロバーツに振られた後に、彼女のアパートまで車で乗り付け、騎士として塔に登る。お金持ちなだけじゃない。ちゃんと、好きを行動にしている。
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もうだめだ。だめなのだと、その蛇を見て、あきらめが、はじめて私の心の底に湧いて出た。
Bitly
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