南沢奈央さんが、ふだんは人に見せることのない日記を公開することになって、どうやって書けばいいのか、悩んだ時に読んだ一冊。と、ラジオでおっしゃっていた一冊です。
ちょうど私も昨年から、ブログに書くのは、読む方にとっての情報提供がよいことはわかっているけれど、日記も書きたくて、どうしようか、と考えておりました。
読書といえば、小説がほとんどでしたので、エッセイていいなと改めて思いました。エッセイの軸は、自分の好き嫌い。たぶん。生活のすべてに、いいことも、面倒なことも、正直に自分の好き嫌いだけで語り尽くす。言い過ぎかというくらいが面白いのかも知れない。他人が他人の書き物を読んで、おもしれぇ、と心動くのはそこかも知れない。
この「日記の練習」は、いわゆるプロの日記そのものも読めるし、日記を書くことについての思い巡らせにも、考えさせられる。南沢奈央さんに勧められなかったら、出会うことのなかった本です。ありがとーございます。
わたしにとって日記は「日々の記録」ではない。「日々を記録しようと思った自分の記録」だ。できる日とできない日があり、その緩急がわたしらしいと思う。
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