WWW0006__どうよ!?と言いたくなる「ストーリーとしての競争戦略 」

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<1> この一冊

「ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件」楠木 建(著)



<2> 使えるセオリー、使われているセオリー

 経営部門から、推薦図書としてご紹介いただいたのが、本書です。どうも著者の楠木先生にご講演をいただいたようで、管理者からは「ストーリーは?」と問われることも、日常的になってきました。

 これは、私も学んでおかないと。

 本書は、比較的長編です。分厚いっ、という感触の1冊です。きちんとロジカルに説明は展開されていますし、1つ1つのセオリーも、納得ができます。しかし、単純に長いのです。

 そこで、今回のブックメモは、「ストーリーとしての競争戦略」のモデルとして、こんな感じ!というゴールイメージをメモしてみました。

 これは、イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
で、実際に「イシューシート」をチラつかせているイメージを見せる方が、やってみたい!という意欲を引き出すのに、効果的だからです。実際に、イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」をお読みになっていない方は、この1シーンを読んでみて下さい。
(リンク先)圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル

 というわけで、「ストーリーとしての競争戦略」の具体的な手法は、本書を精読いただき、ゴールイメージをメモします。



<3> ブックメモ(Word’s Worth)

 業界のバックグラウンドや市場の動向の詳細について説明があったわけでも、プレゼンテーション・スライドが準備されていたわけでもありません。

 自己紹介もそこそこに、「ちょっと、この話聞いてよ!」という勢いで、村田さんはいきなりガリバーの戦略ストーリーを語り始めました。「こういうことをやると、こうなっていって、そうすると、ほらこういう動きがでてくるから、こんなことができるようになると思うんだけど、どうよ!?」という感じで、前へ前へと流れるように話が進んでいきます。

 村田さんのお話を聞きながら、業界に素人の私にも、戦略ストーリーが動画としてはっきり見えてきました。

 ガリバーの戦略がどうあろうと、利害関係のない私にとっては別にどうでもよかったのですが、村田さんの話に知的好奇心をかき立てられ、思わず議論に引き込まれてしまいました。



気づき)使えるセオリーよりも、使われているセオリーから

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)


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