新年あけまして、おめでとうございます。
私は今月で45歳になります。5年後、10年後にどうなっていたいのかをイメージするにはいい区切りです。1年間では達成できそうもないことでも、5年、10年をかけたら達成できることもあるかも知れません。
たとえば、5年間で1,000冊の本を読めたら、いままでよくわからなかった分野のことを知ることができるかも知れません。私なら、哲学、経済、社会、政治、歴史を少しでも学んだら、思考の仕方が変わり、生き方にも影響があるだろうな、と期待してしまいます。
一方で、勤め人でもありますので、自由な時間がふんだんにあるわけではありません。でも、自ら学びたいことを学びつづけながら、目の前の仕事にギアを合わられたら、その学びはドライブとなり、面白い挑戦になると思うのです。
それは、仕事をしながらも「らしく」あるということかも知れません。「らしく」というのは、どのように自分がやりたがっているのか、ということでもあると思います。
「らしく」が発揮されて、あーっ、おもしろかったぁと言える一年にしたいです。
もとねすメモ)仕事はじめ3日目の朝に
アメリカの大学だったら創造性(オリジナリティ、つまり、自分なりの考え)のまったくない解答として、それだけで落第になってしまうようなことが、日本の大学ではまだ平気で行われています。答えを知ることと、考えることとの違いをはっきりさせないまま、正しい答えさえ知っていればそれでいいんだという、「正解信仰」が根強くあるからでしょう。受験勉強のしかたも、こうした正解探しの発想を強めているようです。
(苅谷剛彦『知的複眼思考法』)
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