香山リカの「文章は写経のように書くのがいい」を再読しました。
この本は、京都のエキナカ書店で立ち読みをしたのが最初の出会い。香山リカさんなら、多くの書籍を執筆されながら、同じ医療職であり、年齢もそれほど離れていない(たぶん)ので、文章の書き方を習うなら、前提条件ができるだけ似ている方がよい、と期待をしたからです。
再読してみると、2009年に出版された時と別の受け止めをすることができました。それは、私が2009年にブログをはじめてから、ブログ記事だけでなく、原稿依頼の件数も増え、初心者から中級者にどうやったらなれるのか、壁を感じている状態だからかも、知れません。
本書には、ちょうどよいアドバイスが、詰まっていました。
・書くことのプロではないのだから、自分のために書こう
・一定のスピードと文量で書こう
肩の力を抜いて、すっ…と、書き続けていけそうな気がします。
文章は写経のように書くのがいい
香山リカ
◯「人間関係」「お金(豊かさ全般)」「夢(目標)」「健康」どれかに関連したテーマについて、「自分で体験」「人に聞く」「本で読む」の三つの手段で経験を蓄積するのか情報を集めるかしていけば、おのずとそれが「ウケるコンテンツ」になっていく。12通りの中から「自分はこれがいちばん合っている」というひとつを選択すればよいのだ。
◯自分のために文章を書く目的や効用とは、一定のリズムで言葉をつむぎ出すことにより、心のバランスを取り戻し、あわよくばその中で気持ちも整理しようということなのである。
◯サクサク書いていると、いつのまにか頭の中に目に見えないレールが敷かれていて、書き手はそれに乗っかることで、ますますサクサクと言葉が出てくるようになる。
◯一定のリズムでトントン、と書いていくときに生まれる文章のリズム、独特の言葉づかいは、時間だけ制限なくかけて正確に書かれた文章に比べ、実は読み手にも訴えかける力を持っているはずなのだ。
◯考えが詰まりそうになったときは、私はとにかく「具体例を書く」ことにしている。
もとねすメモ)推敲しすぎずに、投稿しよう
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