2011年読んでよかった10冊

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(Starbucksのコンセプトストア2軒目制覇:神戸異人館にて)

 今年もたくさんの本に学びをいただきました。週に1回は、通勤途中のブックファーストをパトロールしてまとめ買い。最近は、AmazonでKindleにダウンロードすることも簡単なので、洋書を読むことも増えてきました。

 読書の時間は、まともに1つのことに悩むのではなく、頭をオフにして多くの気づきが舞い降りてくる時間です。たくさんの本との出会いに感謝しています。

 昨年につづき、本との出会いに感謝しながら、思いつくままによかった本を書き出します。

二十億光年の孤独 (集英社文庫 た 18-9)

二十億光年の孤独 (集英社文庫 た 18-9)

(「二十億光年の孤独」谷川俊太郎, 川村和夫, W.I.エリオット)

 今年はたくさんの詩集を買いました。そのなかでも、この「二十億光年の孤独」は、何度も何度も読んだ1冊。壮大な空間のなかに、自分自身を確認できる貴重な1冊です。

(「学習する組織――システム思考で未来を創造する」ピーター M センゲ)

 述べていること1つ1つに、納得です。ポイントは、システム思考でマネジメントするという点です。それが、一貫性となって、成長のらせん階段が保証される。

ノート・手帳・メモが変わる「絵文字」の技術

ノート・手帳・メモが変わる「絵文字」の技術

(「ノート・手帳・メモが変わる「絵文字」の技術」永田豊志)

 来年からの手書きプレゼンテーションを変えてくれる1冊。ひそかに「絵文字」を練習しています。やってみるとわかるのですが、絵が持っている伝える力は、想像以上です。

(「いま、目の前で起きていることの意味について――行動する33の知性」ジャック・アタリ)

 銀座のブックファーストの哲学書コーナーで発見した1冊。確かに起こる未来に、自分ならどんな仮説を持って臨むのか?。勝負しながら読むと面白いです。

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

(「ヴィヨンの妻」太宰治)

 いつかは太宰を・・・、と思っていましたが、ついにこの1冊を手にしてしまいました。そして、太宰を読み干そうとしています。格好つけない生き方が、本当に格好いいです。

(「Student’s Guide to Writing College Papers」Kate L. Turabian, Gregory G. Colomb, Joseph M. Williams, University of Chicago Press Staff)

 今年は1つ論文を書きました。都立中央図書館の蔵書が出会い。Kindleにダウンロードして、読んだのですが、とてもいい。研究することが、特別なことではなく、自分のQOLのためだよ、という視座がもらえます。

知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ

知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ

(「知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ」中原淳)

 何人もの知人にオススメした1冊です。私は教育の専門家ではありませんが、言葉や姿勢は、中原先生からも大きく影響を受けました。次回作も楽しみです。

(「生命知としての場の論理―柳生新陰流に見る共創の理」清水博)

 小山龍介さんからは、「場の思想」をオススメいただいたのですが、在庫がなくて最初に手にしたのは、こちら。自分が理解している世界の狭さを実感。苦しいのですが、見えない世界が見えてきます。

モチベーションを思うまま高める法

モチベーションを思うまま高める法

(「モチベーションを思うまま高める法」小山龍介)

 いままでの小山さんの作品とは違うストーリー仕立てです。心の折れない生き方を説いてくれます。仮説の作り方もとても参考になります。

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

(「銀河鉄道の夜」宮沢賢治)

 はじめて、銀河鉄道の夜を読みきりました。子どものころは、わけがわからずに、何度挫折したことか。今になってすべての謎がとけ、言葉の宝石に包まれます。

 ちょうど10冊かな?

 だんだん、年末っぽくなってきました。

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