「スムーズではないやりとり」こそが、対話なのです。対話の本当の意味は、他者とのかみ合わない話をきっかけにして、自分が知っていること、そしていつの間にか「アタリマエ」の前提としていることに「裂け目」を入れることなのです。
(「知がめぐり、人がつながる場のデザイン」中原淳)
経営幹部研修では、自分とは異質のリーダーに出会えました。正確には、私が異質と感じているのであって、相手が異質な訳ではありません。私とはタイプが違う、という意味です。「あ、わたしとは真逆」と察知したので、自己紹介では早々に「私とは違うタイプのようですので、どうぞ、よろしくお願いいたします」と告知して、コネクトしました。
自分とは合わない、不一致、タイプが違う。
こういう相手は、貴重です。
より鮮明に、自分の良さも強さも知る絶好のチャンスなので。
そんな彼と交わした会話のなかで、インパクトがあった3点をメモ。
1.「この組織に、いないタイプですね」
最初の会話は、「MotoNesuさんは、この組織にいないタイプですね」と声をかけてもらったことでした。組織の質を高めるためにも、同化しきらずに、ギリギリの調和を保ってきた成果。直感型の彼に、即時に指摘されたのは、たいへんうれしい。
2.「もう電話しちゃいました」
グループワークで、プロジェクトをプランニングしているときに、彼は、すでに実際の現場に指示をだしていました。「もう電話しちゃいました」なのです。計画を立てることに専念していた私は、スピードに驚き、計画と実践を同時並行するのか、彼のワークフローを観察することにしたのでした。
3.「ノートに何を書いているんですか?」
彼が、私に関心をもったことの1つは、私のノートでした。ほとんどメモをしない彼にとって、書くことがあるのか、疑問だったようです。私は、彼にノートを公開してシェアしましたが、反応はありませんでした。 />
気づき)再会の予定は、10月の沖縄でのフィールドワークにて
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