「解決できて、解決すべき重要な課題」(イシュー)に成果を出すことが求められています。イシューを見極めるためのロジカルな手法を使うには、トレーニングが必要です。一回性の連続のなかで、誰もが獲れたてイシューをつかまえるためには、どうすればいいのでしょうか?。
手法や方法の前に、「驚きの快感」を受け入れ、制さずに驚きを感じる自分に素直になる。そして、驚きつづけるためには、知的好奇心を持つことが大切なようです。
1.「驚きの快感」を受け入れる
驚きの介護民俗学では、「『驚きの快感』を感じていればいるほど、話をしてくれる利用者の表情も豊かになる」と記されています。これは、気持ちよく心豊かな関係を築くためにも、持つべき重要な態度が「驚き」である証拠です。人との関係だけではなく、あらゆる事象と自己との関係においても、同じでしょう。
2.制さずに驚きを感じる自分に素直になる
驚く自分を、素直に受け止めることが大切です。その人のもっているリズム・スピード・タイミングという個性からの反応が驚きの本質です。多忙なときに、1つ1つ驚きに対応できないときは、その驚きを押し潰さずに、とっておいては、いかがでしょう?。
3.驚きつづけるための知的好奇心
驚きつづけることが、誰もが獲れたてのイシューを捕まえるコツです。未知の真理を追求したいというマインドの矜持(プライド)と知的好奇心が、その支えになるはずです。放ってけば、関係性には慣れが生じ、驚きはなくなるのです。
北海道大学の大学院でEthnography(民族誌・民族学)を勉強されている知人から紹介いただいた1冊。介護も、民俗学も知らない私が、この本を手にとった理由は、「驚き」というテーマ性に惹かれたから。
気づき)自分の「驚き」を大切にして、その次に、手法や方法論でアプローチ。
驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)
(Visited 35 times, 1 visits today)
コメント