薬害

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「日本の薬害」560文字の原稿

薬害について、患者会から原稿のご依頼をいただきました。  薬剤師として働きはじめた1年目に、「薬害エイズ」の訴訟を支援したことをきっかけに、薬害について思うことは多いのです。書くことと読むことの接点は、一期一会ですから、ついギュッと重点をぎ...
薬害

薬害を覚悟する本23)イレッサ訴訟の課題1つ

4月12日に最高裁判所は、薬害イレッサ東日本訴訟について、アストラゼネカ社の法的責任を否定する判決を言い渡しました。同日、西日本訴訟に対しても同様の決定をしました。先の最高裁判所の国に対する上告棄却判定とあわせ、国と企業の責任を否定する判決...
Pharmacist

製薬企業との利益相反をこれから学ぶ人のための5つのテキスト

2012年3月に日本製薬工業協会が自主基準として策定した「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」により、2013年度分の資金提供等を2014年度が公開されることとなっています。医師・医学生と同じように、薬剤師・薬学生も製薬会社さん...
薬害

厚生労働省の教育教材「薬害って何だろう?」を読みなおしてみた

厚生労働省が作成した中学3年生向けの教材「薬害って何だろう?」を授業で使用した中学校は19%にとどまっているとの報道から、あらためてこの教材を見なおしてみました。  薬学生さんや新人薬剤師に、私が薬害についてお話をするときに、いつもつまずく...
Infection

「生きなおす」ことへの医療従事者がアプローチするために知っておきたいメモ

1981年に米国で初めてエイズの報告がされてから30年、1997年の薬害エイズ和解から15年が経過しました。一方で、HIV感染症は、避けて通るのが常識となりつつあり、エイズ拠点病院を指定せざるを得ない経過で、ここまできました。エイズ治療を長...
Pharmacist

他人ごとではなく私ごとの接点としての「日本エイズ学会」

週末は、第26回日本エイズ学会学術集会・総会ですね。  たくさんの出会いと学びがありそうで、楽しみにしています。  金曜日には市民公開シンポジウムがあるようですよ。  医療関係者だけでなく、ご関心のある方は、ぜひご参加いただければ、と思いま...
薬害

物憂げな6月の雨に打たれながら「1994年のインタビュー」

物憂げな 6月の雨に 打たれて 愛に満ちた 季節を想って 歌うよ 知らぬ間に忘れてた 笑顔など見せて 虹の彼方へ放つのさ 揺れる想いを (「innocent world」Mr.Children)  1994年、社会人1年目にどんなことをして...
薬害

東京高裁判決後の弁護団反論2点

現在とは厳密には時間のかけらではなく、永遠のかけらである。 (「不安の概念」キェルケゴール) 「これほど医療技術が進んだ日本で、全国の先生たちがミスをしたんです。これには、何か問題があるといわざるをえない。」  薬害イレッサ原告の近澤昭雄さ...
薬害

「薬害」を学ぶ40分ワーク

学問というのは、ただ難しい字を知って、わかりにくい昔の文章を読み、また和歌を楽しみ、詩を作る、といったような世の中での実用性のない学問を言っているのではない。 まず一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学である。 (「学問のすすめ 現...
薬害

薬害を覚悟する本22)薬害って何だろう?

どうすれば防げるのか? なぜ起こったのか? (『薬害って何だろう』厚生労働省)  「薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会」が、2010年7月から文科省と準備して社会科教材として作成されたパンフレット。 気づき)  ・厚生労働省が...