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Essay

一生の時間なんてごく限られているから

一人の科学者の一生の研究時間なんてごく限られている。研究テーマなんてごまんとある。ちょっと面白いなという程度でテーマを選んでいたら、本当に大切なことをやるひまがないうちに一生が終わってしまうんですよ。 『精神と物質』利根川進  感染制御の認...
App

自分の記憶を自分の手から手放すために。Evernote「3つのノートブック」

雑踏のなかで、私の神経は 三百六十度旋回したものの 私の電磁波にかかったものは 今日もなかった 『始発駅で』しののめ・あや  Evernoteのノートブックを3つにしてみて、4ヶ月経ちました。  自分の記憶が自分の手から離れる。この方法はい...
Diary

バーチャルとリアルの接点がだんだんと連続となり

モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる! 『機動戦士ガンダム(第3話)』シャア・アズナブル (Char Aznable)  子どものころ、ガンダムの世界はちょっと先の未来で、実現するとまじめに思っていました。...
Diary

256GBの思い出が終わりを告げる前に

そんな自分の理屈を、ディックは薄っぺらの「アメリカ的」なものとして嘲った。頭を使わない口先だけの理屈をアメリカ的と呼んでいるのだった。 (『夜はやさし』フィツジェラルド)  やってしまいました!  Dropboxのデータがすべて消えてしまっ...
Diary

「いまはどう?」ひとり暗闇にすーっと落ちよう

(夕暮れ時の岩井海岸から望む富士山) “Without great solitude no serious work is possible.” Pablo Picasso 「まめにやってるねーっ!」と病棟の看護師長が、わざわざ薬局に顔をだ...
マネジメント

「事前に知らない限り困難な」災害時のロジスティクス

テニスで瞬時に体の動きをプログラムしてナイスショットを打つことは、 「事前に知っていないかぎり」困難 (『上達の技術』児玉光雄)  災害時における兵站(logistics)のマネジメントって、いったい何なのか?。  そもそも、何を知っていれ...
マネジメント

危機管理における「システムプレイヤー」の役割

「縁」を作り出すのは事前準備 (『「持ってる人」が持っている共通点』小笹芳央)  震災支援の関連のセミナーや学習交流会が、しばらくつづきそうですね。「クライシスマネジメント」を調べていたら、FIP Council in Brazil in ...
ポートフォリオ

プロジェクトを後戻りさせない『キャッチアップ』

私たちコンサルタントは、まったくのゼロスタートから、その業務や領域について最低限の知識を仕入れ、専門家とまではいかないまでも一通りの話ができるような状態に自分をもっていくことを『キャッチアップ』と呼んでいます。 『プロの学び力』清水久三子 ...
Diary

見えざる世界を知らないなら、そもそも進めないから

高い教育を受けた父にとっては「安定した仕事につくこと」がすべてだった。 一方、金持ち父さんにとっては「学ぶこと」がすべてだった。 『ロバート キヨサキ:金持ち父さん貧乏父さん』ロバート キヨサキ  「金持ちの子は、大金を前にしてもビビらない...
EBM

循環器疾患があってもなくても、COPDに効いてしまうβ遮断薬の不思議

父は私によく「人より早く出なさい」と、言っていました。 遅い時間に仕入れに行ったら、良いうなぎが手に入らなくなるからです。 (『生涯うなぎ職人』金本兼次郎)  循環器疾患のないCOPDの患者さんに、β遮断薬が死亡率を改善した報告があったのは...