アディクション看護とその出だし

 アディクションaddictionとは「生活を破綻に追いやる好ましくない習慣」を意味する「意志の障害」としてとらえられている。addictive sedativeは習慣性のある鎮静剤、アルコール依存、薬物依存、人格障害、暴力、虐待から生活習慣病まですべてアディクションでつながるそうだ。addictive diseaseが常習的な病という直訳的な意味ならばそれもそうか。つまりそれは「意思の病」らしい。

アディクション看護

アディクション看護

アディクション看護の原則

1)患者に必要な情報を必要な時期に対話を通して一緒に考える健康教育

2)患者の知識や希望について本音で語り合い築きあげる援助関係、そして援助契約と役割分担の確認

3)患者の適切な意志決定とそれにもとづく行動ができる支援システムづくり

4)患者の確かな内省にもとづいて病気と生活習慣や意思との関連の理解を深めるとともに、必要な行動を継続できるような自立支援

 4)「内省にもとづいて」である。深く自分を省みて、自分の心を内観することだ。このことなしに、あらゆる教育ははじまらないようだ。

 教育や勉強方法のフレームが街場にあふてたので、ある会議で「教育フレームを整理するとどうなるのか?」と問いかけたところ本題からそれて大議論になった。

 いづれにせよ、「成長したい人のはじめの気持ち」が大切。

 患者は治療を受ける前に、どんな心の内だろうか。

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