
楽しくて仕方なく集中しつづけられる才能ある人は、まわりの人の才能も見いだし、開花させる。
なぜなら、何でもできる藤野は、絵 漫画の才能を京本に褒められる。京本の方が絵はうまく、藤野は躍起になって上達しようと鍛錬して積み重ねる。やがて、藤野の漫画へのアイデアが社会に認められ、ますます頂点に向かう途中で、京本は、もっと絵が上手くなりたいから、と美大に進む。
藤野の挫折と努力、京本の純粋な憧れと自立、そして最後の「なんで、漫画を描いているの?」という京本の問いかけに、藤野はそのまま再起動し、また漫画を描き始める。
二人の狂おしいほどの情熱とリスペクトの連鎖。才能を見いだしてくれた誰かの言葉が、自分をここまで連れてきた。そういう経験が、誰にも一つはあるのではないか。
謙虚になると書けるものが増えていく手段によって書けるものが変わる
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