いつかは、蒸籠

昨年から、ちょっとハマっているのは、自宅での蒸し料理です。野菜で、肉でも魚でも、何でも蒸してしまいます。

野菜なら、比較的、ボリュームがあっても食べられますし、何より、食材の味が引き立ちます。

鶏肉と春巻きの皮もいっしょに蒸して、きゅうりの細切りを添えて、甜麺醤をかければ、もう、とても美味しい。こんなのも、自宅で食べられるのか、とうれしくなってしまいます。

いまは、ティファールのフライパンに、キッチンペーパーで蒸していますが、いつか蒸籠がほしいのです。

蒸籠を置くには場所を取りますし、洗うのもたいへん。でも、手間をかけても、美味しく食べたいし、何より蒸籠がキッチにあったら、格好いい。格好いいという理由だけではダメなことは、この人生で散々、承知していますが、あこがれの蒸籠です。

なのに同じ強さで、わたしのことを忘れないでほしいと願っている。

流浪の月、凪良ゆう

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