映画「パーフェクトデイズ」を観てから、主人公のHIRAYAMAが、かなりていねいに観葉植物を育てている姿を見て、私も育ててみることにしました。
きっとわたしも、パーフェクトではないにしても、ていねいな時間を過ごしたくなったのか、と思います。
最寄り駅を下車すると小さな花屋さんがあり、ふだんはあまり花を買うことはないのですが、たまたま帰宅が深夜になったときに、なんと観葉植物3鉢500円の小さな張り紙がありー、すーっと前を通りすぎましたが、財布に500円があることを確認して、3鉢をいただくことにしました。
さっそく、日当に2鉢、日陰の廊下に1鉢を置いて、ていねいに水遣り。
しばらくすると、日当の1鉢の葉が急に枯れてしまい、もうどうにもなりません。日当のもう1鉢はラベンダーですぐに花が枯れ、しおれてしまいました。鉢についていた小さな説明書きには、どちらも「日当において、水をたっぷり」と書いてあります。
よくよく調べたら、水遣りは、夏なら2日に1回くらいでよいらしいのです。
今は、日陰の廊下にある一鉢をていねいに、2日に1回くらいの水遣りで。
日当に置くのはこわいので、週末に、半日くらい試してみようと思います。
帰りがけにお茶に誘うと、安西さんはなんでも聞きますよというふうに肩をすくめる。ふたりでロッカールームを出ていこうとしたとき、平光さんに声をかけられた。「家内さん、わたしでよかったらいつでも話を聞くからね」小声で囁かれ、わたしは会釈だけを返した。「あの人たち、ほんと聞くだけだよ。それも自分の幸せを確認するために」通用門を出ると、安西さんはしかめっ面で伸びをした。
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