贈り物 gift

贈り物をすることが、以前よりうまくなった気がします。完全に、自分の思い込みなのですが、10年、20年前よりは、自信があります。

以前、お礼の品に、有名なホテルのスープをを選んだときです。贈った相手から「こういうのはほしくない。ちゃんと選んだものをお願い」と叱られたことがあります。

びっくりしましたが、私が選んだのではなく、デパートで何となく選んだことがわかったのでしょう。

がっくりしたのと同時に、ちゃんと自分の見る目を信じよう、と決めたのです。

それからは、何か美味しいもの。自分がいいな、と思えるものに出会える機会を作るようになり、何かのときには、気持ちよくこちらから、贈れるようになりました。

たとえ、有名ではなくても、何のランキングに入っていまくても、食べ物でしたら、自分がその味を知っていて、語ることもできます。

こうして、自分の楽しみも増えて、勝手ながら、贈り物をすることが、だんだんとうまくなった気がするのです。

他人への興味という小さな種を育てるには、いつもより思い切った会話を切り出す必要がある。「この人はどんな人で、何を大切にして生きているのだろう?」とわざわざ考えてみることだ。

『グッド・ライフ』ロバート・ウォールディンガー、マーク・シュルツ・著 児島修・訳

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