ACC Clinical Training Course

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 国立国際医療研究センターNational Center for Grobal Health and MedicineでACC Clinical Training Courseの1日目終了。 

 私が薬剤師国家試験に合格し、「よし、これで患者さんのために医療貢献できる!」と思った当時、薬害エイズで川田龍平さんが、カミングアウトをされました。弁護士や被害者と国・製薬会社の責任追及や恒久対策の要求に専念し、約20年近く経った今、当時の和解条件で設立されたエイズ治療・研究開発センターAids Clinical Centerで学べる機会に感謝です。

 「私、エイズなの」「へー」くらいになったらいいですね、医療連携職の看護スタッフの方とそんな会話をしました。必要以上の意識をしない。家族や本当に親しい人には自分のことを話しておけるように、患者本人でかかえこまずに、いっしょに生きる。

 「結局は、飲めばいいんでしょ」。医療従事者側として「そうです」と答えざるを得ない場面もあると思います。「治療は本人の選択」。しかし、公衆衛生上の意義もある。感染は、対応をとらなければ広がる。

仮説1 HIV治療で重要なこと=医療継続

 母子感染した子どもへの告知をした事例。たとえば、保育園から服薬をつづけ、中学生になるまえに告知。思春期を迎えると「薬なんて飲まない!」という難しい時期もやってくる。本人の意思をどうつかむか。あらゆる本気の手を。

仮説2 年齢レベルと服薬

幼少期 コンプライアンスcompliance 従う、応じる服薬
思春期 アドヒアランスadherence 決定に参加しながら服薬
成年期 コンコーダンスconcordance 同意、調和しながら服薬

 専門薬剤師の先生方とお話をさせていただいて。心構えを考えた。「Highly Active Anti-Retroviral Therapy (HAART) で、この治療がいいというのがあっても、それを使うか別のことで、ちゃんと信頼できる人たちの意見を聞くこと」。

仮説3 薬剤師としての心構え

「自分に自信を持ちつつも、自己を疑い、意見交換して、結果を作るというプロセス」

 ・頼れる人とつながりを作って、伺うこと

 ・本人に効くのか?、未知の副作用もある(わからないことへの心構えを持つ)

 ・自分に自信を持つくらい勤勉であること

*病院にもどったら、自分の病院版の患者ノートの構想を考えておこう

「患者ノート」http://www.acc.go.jp/clinic/kensyu/bosyu_frame.htm

*研修募集要項

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気づき)

 ・気づいた人から「本気」にならないと、マサハル龍馬に笑われてしまいそうな時代だ。予習もままならないまま、医療センターに飛び込んでよかった。

 ・勤勉で、運動もして、やさしい人達に囲まれる時間

 ・今日は何を学んだか、明日は何を質問するか、で、私の行動の何を変えるか?

これから) 研修2日目。学びもいいけど、来週は保健所の立ち入り検査です!

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