医療基本法で不足をつなぐ

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 医療概論や患者権利を教科書で学ぶのは好きではなく、公民の授業も苦手でした。しかし、生活や生き方と法律はオモシロセッションと思っています。

「医療基本法」ご存知ですか? 残念ながら、日本にはありません。医療基本法を考えるシンポジウムに参加しました。

・日本には基本法が40あります。例)教育基本法、肝炎対策基本法

・40のうち、31は平成になってから制定されていて、このことが問題。

・なぜなら、社会の複雑化、問題の高度化から、「政策の基本的方向」を定めることが必要になった。

・患者と医療機関、患者と医師との関係を律する法が無い

・要求水準が高く、技能が追いつかなず、誤差があって不安定な医療

・このギャップを埋める制度、各分野をつなぐ権利を守ることが求められている

 というわけです。参考になるスタイルは、

・イギリスのRight to health

・岩手県沢内村の生命行政、生活行政、映画「日本の青空」

・WHOのsocial well being

 法の制定には議員が必須ですが、政権政党がかわることで、基本骨子がぶれることを国民は望みません。反対意見もでてくるだろうから、オープンプロセスで決めていく。医療は命を救うのではなく、人生を救う。そこをサポートできる法であってほしいと思いました。

 ご講演いただいたみなさま、準備されたみなさま、ありがとうございました。

 シンポジウム「医療基本法制定を!」のご案内

 日時  2010年10月30日(土)14時~17時(13時半開場)

 会場  明治大学駿河台キャンパス リバティタワー 1階 1012教室

 (1)基調講演

    日野秀逸 氏

     *日本医療福祉生活協同組合副会長理事、労働運動総合研究所常任理事、東北大学名誉教授(福祉政策)

 (2)シンポジウム

    海辺陽子(NPO法人がんと共に生きる会・副理事長)

    本田宏 (済生会栗橋病院副院長、医師、NPO法人医療制度研究会副理事長

    飯沼雅朗 (日本医師会前常任理事、蒲郡深志病院理事長、医師

    尾身茂 (自治医科大学教授、医師、元世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局事務局長、現WHO執行理事)

    嶋森好子 (東京都看護協会会長、看護師)

    田中秀一 (読売新聞社医療情報部長)

 (3)参加国会議員の発言

主催   医療基本法制定推進フォーラム

共催   明治大学医事法センター

気付き)

 ・患者にとっても医療従事者にとってもいい法律に

 ・高卒で医療従事者をめざすのではなく、メディカルスクールのように社会人をしてからの方が自然かも

 ・医師の公共的配置をするならば、育てる費用も公共費で

 憲法二十五条、公共の資源分配、共通言語としてのEBM、医療政策への国民参加の4点でつなぐ。

これから)ずっと欲しかったスキャナー(Scansnap-s1300)が届く。はずかしい昔の写真、手書きニュース、年賀状・・・何でも取り込む。スピード速い、音も静か、標準圧縮でも容量は大きくないし、本体もコンパクトで小さく、USBの電源供給で、1日目にして値段分の仕事をしてもらいました。外は雷雲ですね。よい月曜日をお過ごしください。

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