君はいま中学生だ。
どうだろう、生きているということは素晴らしいと思っているだろうか。それとも、つまらないと思っているだろうか。あるいは、どちらなんだかよくわからない、なんとなく、これからどうなるのかなと思っている、多くはそんなところだろうか。
(「14歳からの哲学 考えるための教科書」 池田晶子)
「池田晶子さんの『14歳からの哲学』を読み返しています」と、薬学生がパーソナルポートフォリオを見せてくれたので、私も書棚から取り出して再読してみました。
すると、第一章は「生きていることは、素晴らしいことか、つまらないことか」がテーマで、これは「生きる」+「感想」の組み合わせ。そもそも「生きるってなに?」と、はじまるわけです。「生きる」ことの事実確認。「素晴らしい」か「つらい」かは、気持ち。
「生きる」っていうことが何なのかを考えはじめたら、
「つらい」思いをしていても、その悩みがふっとんでしまう。
テーマそのもの、事実、どう認識しているか?に向き合うことって、
いろいろな解決になる気がするのです。
木下是雄「理科系の作文技術」には、事実と意見を分けて書きなさい、と何度も教えられ、 福澤一吉「議論のルール」からは主張だけではなく根拠、論拠を述べよう、と。そして、池田晶子「14歳の哲学」では、題材そのものが何かを考えよう、という問い。3冊のテキストが、1つのルールでつながりました。
「事実+意見」何かを話すときに気をつけていることは、1つだけ。
http://d.hatena.ne.jp/MotoNesu/20120618/1339960857
強力なロジックなんだろうな、これ。
気づき)
・という切り口を見つけました。
・話すときに、聞くときに、この構造を意識してみよう。
・3冊のテキストは、以下です。
- 作者: 池田晶子
- 出版社/メーカー: トランスビュー
- 発売日: 2003/03/20
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