<1> 今回の一冊
「小さな生活」津田 晴美 (著)
<2> ごあいさつ
こんにちは、もとねすです。
このブログでは、読んだ本のなかから、深読みしたり、実践してみた本を、これまで紹介してきました。選ばんだ本を、私の解釈でお伝えするというスタイルでした。
一方で、私は実際にどんな読書をしているのか、ふりかえってみると、読みかけ、深読みにかかわらず、ノートに書き写したり、MacBook Airに入力して、何度もその文章とつきあっているのです。そして、よりどころになるのは、著者の言葉と私の気づきメモ。いわば、事実と意見です。
これまでの書籍紹介は、「事実+意見」で紹介してきたところを、活用しやすいように、「事実」である著者の言葉そのもので、メモしようと思います。どうぞ、みなさんの気づき、意見、感性で、言葉の価値(Word’s Worth)をいただいてください。
1冊めは、津田晴美さん。高校生のころに、雑誌のエッセイを読んで知ったインテリアデザインの先生です。物の見方と姿勢が変わる1冊です。
バスタオル1つ、ベッドシーツ1つ、カーテン1つとっても、そこで暮らすひとと、物との間には、物語がある。気づく感性のレセプターを作るには、とてもよい1冊です。
<3> ブックメモ(Word’s Worth)
・人がよりよい暮らしをしたいと思うのも、何がいい暮らしでどのようによく見せたいかは人それぞれに違うとしても、その動機は自分がその形にふさわしい中身になりたいと思うからだろう。だから、そんなことをいつもあれこれ考えている人のほうが考えない人よりも、私には百倍も魅力的に見える。
・思い出と希望と不安と矛盾と未練さと能力がいっぱいつまっているひとりの自分が、人と、物と、部屋と、仕事と、社会と、いろんなことに出会いながらすべてに向き合って、ときには人の意見も聞くけれどしまいにはひとりで解決しなきゃならない。この『しまいにはひとりで』というのが人の生き方をなぜか素敵にしていく。
・スタイル style=型、形式、方法、流儀そして上品な暮らしぶりという意味もある。スタイルがある、ない。have no styleで、品がないということらしい。
ということは、スタイルと品性は切っても切れない関係にあるようだ。それに「あの人のスタイル」って言い方は社会的な位置や影響力とそれにふさわしい精神の高さをも指している。
気づき)1回目にしては、ちょっと長かったよ。
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