再構築は「まとめ」ではないぞ 薬学生実務実習(36)

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(「方向づけのベース」は、相手を配慮しながら、物事を理解したり、評価したり、関連する課題を解決したりすることです。)

 実習も9週目に入りました。

 学生たちは2つ目の病棟に徐々に慣れながら、先週決めたゴールに向かって、テーマポートフォリオに取り組んでいます。

 プロジェクト学習の提案を他者へ披露する活動としては,制作・プレゼンテーション「再構築」というフェーズがあります。どれもこれまでやってきたことを伝えるという作業は似ていますが、その情報伝達のシーンは大きく異なります。制作されたものはプレゼンターと共にありますから情報伝達の主導権は情報の発信側にあります。しかし再構築された凝縮ポートフォリオは、一人歩きしますから、その主導権は読み手にあります。それでもなおかつ、情報の送り手の考えがわかりやすく伝わる必要があるのです。ゆえに、より論理的に筋道を立てて展開されている必要があります。

(「プロジェクト学習の基本と手法―課題解決力と論理的思考力が身につく」鈴木 敏恵、P.108)

 テーマポートフォリオの再構築は、まとめではないのです。

 目的を持って、他者へ役に立つ物に、つくりあげること。

週目 主な予定 プロジェクト学習の予定
薬局内 オリエンテーション、ポートフォリオ&プロジェクト学習とは?
病棟1 パーソナルポートフォリオ発表、薬剤師の仕事を知る
病棟1 薬剤師の仕事を知る→ポートフォリオに入れる
病棟1 テーマポートフォリオのゴールとビジョンを決める
病棟1 テーマポートフォリオのゴール確認、計画
病棟1 病棟1の症例報告、テーマポートフォリオのゴール確認、計画
病棟2 病棟2を知る、テーマポート情報収集
病棟2 テーマポートフォリオ情報収集
病棟2 <<★今週はココ!>>テーマポートフォリオ発表準備
10 病棟2 テーマポートフォリオのプレ発表
11 病棟2 病棟2の症例報告、発表、自分の成長

* 他職種実習は、検査室、リハビリ室、地域連携室・相談室、放射線室、栄養課、ME室、手術室、各病棟(看護業務の部分)、往診などです。

 最終発表と実習終了までの日程を決めようと思います。

気づき)

 ・最終日から、逆算をする習慣

 ・リソース(時間も、人も、お金も)は限られていることを知る。

 ・それまでにできることは、なに?

 ポートフォリオとプロジェクト学習&薬学生

 薬学生の実務実習のリアルタイムブログです

 → 鈴木敏恵の未来教育プロジェクト/ブログ 

   http://miraikyouiku.jugem.jp/ 

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