テストの点数を褒めるよりも、WIIFM

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集団の利益にかかわる事柄を、一人ひとりに個人の自由の行使を認めつつ集団で決定するしくみ

(「いま、目の前で起きていることの意味について――行動する33の知性」ジャック・アタリ)

 プロジェクト学習を実践していると「人生のなぞ」が、ひも解かれる場面があります。プロジェクト学習では、ビジョン(願い)からゴール(目標)を最初に設定するのですが、この単純なセオリーはとても強力で、普遍性すら感じます。

 シンクタンク未来教育ビジョンの鈴木敏恵先生のフォローで、独立行政法人国立病院機構本部中国四国ブロックの診療放射線技師・臨床検査技師ステップアップ研修会へ。昼食を先生方と食べながらの話題は、「そういえば、子どものころは、どう育てられた?」

 私は子供のころ、成績を褒められない環境で育ってきました。褒める代わりに、両親はいつも「それであなたは、(将来)何をするの?」と投げかけてくるのです。テストでいい点数をとることがゴールとすると、ビジョンは「何のために?」( What in it for you/me ? )」という問いかけです。

1.ビジョンなきゴール

 たとえばTOEIC750点をとるというゴールを決めたとします。おそらく、このゴールだけでは、目標は達成しない。なぜなら、ビジョンがないからです。

2.ビジョンという願い

 ビジョンを描くのは、簡単ではありません。そのテーマや分野について、自分自身が経験をしたり、知っていて、違和感や不足さを自覚する必要があるからです。このことに「どうなっていればいい?」と問いかけつづけて、ビジョンがじわっとでてきます。

3.ビジョンは揺るがない土台

 こうしてできたビジョンは、揺るがない土台です。おそらく自己満足だけではなく、社会的な貢献性ももっていることでしょう。このビジョンがあってこそ、ゴールは強く達成されるはずです。

 研修会ご参加のみなさま、ご準備いただいたみなさま、ありがとうございます。

気づき)

 ・ワークショップフォローは、これで6回目。そろそろレポート書こう。

 ・教育する側も変わること

 ・次の仕組みづくり

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