クロルヘキシジンに浸されたスポンジ(CHGIS)で頻回にドレッシング剤を交換しないカテーテル関連感染(CRIs)の予防効果。
Chlorhexidine-Impregnated Sponges and Less Frequent Dressing Changes for Prevention of Catheter-Related Infections in Critically Ill Adults
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・クロルヘキシジンによる効果は明か。接触性皮膚炎が100人に1名は発生する
・7日間に1回交換でよい、というデータの活用もできる
・国内で発売状況はどうか?
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(左)クロルヘキシジンでカテーテル関連感染減少、(右)週1回交換でも大丈夫
敗血症の発生率とカテーテルの保菌率を、ドレッシング交換の頻度3日と7日で比較。2006年12月から2008年6月に、3大学と2一般病院から7つのICUについて、フランスで調査された。ドレッシング剤は、CHGIS(chlorhexidine gluconate-impregnated sponge;クロルヘキシジンに浸されたスポンジ)と標準品との比較。
2,095名の患者のうち、1,636名が評価された。カテーテル挿入期間は平均6日間。
CRIs(catheter-related infections)の発生頻度は、CHGISが0.5%(10例/1953例)で1,000カテーテル日中0.6、スタンダードカテーテルが1.1%(19例/1825例)で1,000カテーテル日中1.4で、ハザード比が0.39(95%CI0.17-0.93)。ただし、CHGISによる接触性皮膚炎が8患者に発生(1,000カテーテル中5.3件)。
NNTで換算すると、117カテーテルにつき1件の重大なCRIを予防する。
ちなみに、カテーテルの保菌率は、3日間の交換で7.8%、7日間の交換で8.6%で有意差なし。
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