「骨折しないためのビタミンD」でも、「骨密度増加のためのビタミンD」でも
、ありませんよ。「転ばないためのビタミンD」なのです。。。
第115回EBM中野のテーマは、「転倒に対するビタミンDの効果について」でした。
答えのない問題に対し、答えを生み出すトレーニングをしてみませんか?
医療安全のヒヤリ・ハット報告で、つねに上位を占めるのは「薬剤」と『転倒」といわれています。ビタミンDの投与が骨密度を増強させる、骨折をリスクを減少させるというスタディは、数多くあるはずですが、転倒(falls)そのものについての評価したチャレンジ論文が紹介されておりました。
*無料で論文は、閲覧できます。
Effect of Vitamin D on Falls.
A Meta-analysis
JAMA. 2004;291(16):1999-2006.
この論文では、ビタミンDの投与で、転ばせないNNT=15。相当よい結果でした。批判的吟味をJAMAのガイドでトライしたところ、十分に合格点の論文なのです。
すごいな、ビタミンD! と思っていたら・・・
この論文だけで解決しないでね!、という宿題論文も紹介されていました。
気づき)論文読んで、もう1つ論文読んで、やっとビタミンですよっ。
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