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Diary

東京にひしめく本物

東京には、本物が多い。いつだったか「今年はどうすごすの?」に聞かれ、「本物に触れる」と答えたときに、たいそう褒められたことをたびたび思い出す。本物にはコピーとは違うエネルギーがあって、そこからでてくる空気も手触りも、私に埋め込んだらどうなる...
Diary

ウェブリテラシー13)スカラーペディア

「あれは、お前にやるから」。父の書斎には、小学館の国語百科事典が並ぶ。2年前にくも膜下出血で生死の境をさまよったときに、病院のベッドでそう小さくつぶやいていた。 その辞典には、言葉の成り立ちが丁寧に書かれていて、それは意味を知るというのとは...
EBM

NSAIDs外用剤は急性期と慢性期、どちらに効くのか?

NSAIDs外用剤は急性期と慢性期に、どちらにも「何らかの」効果がありそうな気がする。しかし、急性症状を捻挫や筋肉痛、慢性症状を1カ所の関節炎やリウマチとすると、急性期はプラセボと同等で、慢性期はNNT3くらいの効果があるらしい。 治療の介...
EBM

インフルエンザ菌b型ワクチン(Hibワクチン)

時に致死的で、重い後遺症をのこすことがある細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)。インフルエンザ菌b型は小児期に発症する細菌性髄膜炎の原因菌として常に首位。 米国では、定期接種により5歳未満人口10万人あたり年間25人の髄膜炎発症数が、ほぼ0になった...
薬害

薬害を覚悟する本 7)ひとりひとりの時間

何かを言えば、すぐに飛び出してしまう。言わなければ、いけないときがある。臆病さも、謙虚さも捨て、ことばにしないと生きられないときがある。 そして、飛び出したことば、たいてい誤解されて受け止められる。 誤解って、そもそもダメなものなのだろうか...
Pharmacist

薬剤疫学を患者さんに

健康・医療の情報を読み解く 健康情報学への招待 作者: 中山健夫出版社/メーカー: 丸善発売日: 2008/07/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (3件) を見る 中山先生の著書を、読み直す。 私...
Diary

ウェブリテラシー12)あふ

ファイル操作は、基本的に「移動」と「コピー」。 だから、ファイル操作をするソフトは、2画面式が道理。 PCのできる先輩が勧めてくれたフリーソフト、「あふ」 キーボードのみの操作だから、1操作1秒。
Diary

ピロリ除菌しますか?

ピロリ除菌は、何のためにするのか。 胃潰瘍にならないため?胃がんにならないため?ヘリコバクター・ピロリ除菌治療は胃癌のリスクを減少させうるか?Meta-analysis: Can Helicobacter pylori Eradicatio...
薬害

薬害を覚悟する本 6)季布の一諾

「自分にとってあれは、『季布の一諾』だった。スモンという非常に泥臭い、社会的には泥水を被るような中であっぷあっぷしながら自分もやってきた。しかし、やはり今考えてみると、ウイルス学者がウイルス説を否定することに寄与できたことを、非常に自分は誇...
Infection

在宅でフェイスマスクと手指衛生か?

手指衛生だけではなくフェイスマスクも着用すると、インフルエンザの伝播予防には、効果があるらしい。在宅におけるイ。*ヨーロッパWHOは、こちら → *和訳版も無料で読めます! → ───────────────────────────────...