「街場の読書論」で、内田樹先生は、メッセージにこう述べています。
読者は「自分宛てのテクストだ」と思ったら「きりっ」とする。「オレ宛てじゃないや」と思ったら「ぼおっ」とする。
最初の五行六行くらいしか読んでいなくても、そういうことは「わかる」んです。先駆的に、わかる。
つまり、メッセージは、コンテンツではなくアドレス。たとえば、大人同士が会話をしているときに、小さな子どもは、「私にも!」と求めてきます。コンテンツではなく、「あなた宛て」というアドレスが、メッセージなのですね。
気づき)ついつい読んでしまう内田本。
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