こんな図書館が近くにあるなら、ここに住みたい。——高梁市立図書館

読みたい本があって、座席にはいつも座れて、美味しいコーヒーも飲めるほどよいサイズの図書館。こんな図書館があれば、わたしは、その図書館の近所に住んでもいいと思う。

どれだけ本を読んでもいい。そんな環境は贅沢。少しの時間でも、日常から離れて本の世界に没頭する。余計なものはいらないので、それを良しとする環境があるということは、私ひとりだけが共感している空間ではない、ということだろう。

そんなリアルな図書館が、備中高梁駅にあります。改札を出てすぐに、大きなガラス扉を開ければ、スターバックスのいい香りに包まれ、見上げれば、吹き抜けの本棚です。蔦屋書店も併設で、本を買うも借りるもよし。さまざまなタイプの椅子や机、ソファがあり、ここであれこれ読みながら、文章を書いたらさぞや幸せしょう。

ただし、ひとつ注意が必要です。自分の言葉で説明すると深い理解に役立つことは証明されていますが、百科事典的な、いわゆるクイズ王のような独立した知識を学ぶためには最善のやり方ではないと言われています(Rivard,1994)°でも、クイズ王を目指しているのではなければ、百科事典的な知識を求めて何になるのでしょう。

事実と情報の保管は、ツェッテルカステンが引き受けてくれます。そんなことより、思考と理解こそが自分でやらなければいけないことなので、それに集中するのが理にかなっています。

メモをとれば財産になる、ズンク・アーレンス、2024

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