学生時代に祖母とふたり暮らしをしていました。暑い夏は、暑さをそのままに、ただ川風が吹くのを待っているもことも。
おそらく、いまほど夏の気温も高くなく、汗をかきながら風を待って、夕方になる。それでもよかったのでしょう。扇風機と団扇、冷たい麦茶を頼りに。
そんな夏との付き合い方を、いまでも身体が覚えているので、いまでも、自宅ではつい、クーラーを付けるのを控えてしまいます。夏の暑さのままでも、大丈夫。
親は子どもを愛し、守り、導いてくれるーいそれがさまざまなメディアで繰り返し描かれてきた「ふつう」の親像であるが、実は「ふつう」などではなく、あくまで「理想」でしかない。現実はそんなに美しくはなく、残念ながら、子どもを愛することも、守ることも、導くこともできない親はいる。
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