読み上げと朗読

Kindleの自動読み上げ機能で、ランニングをしながら本を読むことがあります。いわゆる情報として知るための本であれば、何とか理解できますが、ストーリーがある小説は、アプリによる読み上げでは、なかなか理解ができません。

やはり、小説は、耳で聞いて読むならば、朗読ではないとダメかも知れませんね。言葉の「抑揚」、場面展開や一息つく「間」、そして正しく漢字を読み上げること。少なくともこの3点が機能しなければ、聞くだけでストーリーは理解できません。

もっと言えば、知っている俳優さんもそうですし、図書館のお姉さんでも、お父さんの読み聞かせでもそうですが、「あの人」に読んでもらうのは、何かあたたかい気持ちにさせてくれるものがあります。

きっと、これからも、AI読み上げの性能がさらに向上していくことと思いますが。

「どうしてですか?」なのに僕は彼女に先を促してしまった。酔っている、と僕は思った。

恋愛中毒 (角川文庫), 山本 文緒

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