ひとつの「動き」には、
ひとつの「感情」しかつかない。
(クリス岡崎「億万長者専門学校」より)
本棚にある書籍は、次々にローテーションをして「ゴールデンテキスト」だけが、リビングの棚に並んでいます。自由に使えるお金の半分は、書籍費。これも10年くらい続けていると思います。読書をすることは、「気持ち+理論」に自分を変えることです。
1.「気持ちの領域」に理論を取り込む
物の時代から、情報の時代、そして心の時代に確実にシフトをしています。私たちの気持ち(=エモーション)とどうつきあうか?が、人生を決めるといっても過言ではないと思っています。読書は、この「気持ち領域」に理論をもたらしてくれます。私たちは毎日毎日、何かしらの経験をしています。この経験に対して「感情」だけで、とりあうと、即時的な怒りや、喜びで終わります。一方、「気持ち領域」に理論があると、怒りや喜びに対して、「どうしてそう感じたのか?」、「避けるにはどうすればいいのか?」、場合によっては「キープする方法」すら、わかるようになるのです。
2.気持ち領域における「理論」とは何か?
1つは、形式化(=パターン)です。いわゆるビジネス書の類いを数冊立ち読みすれば、「なるほど!」と思えるパターンが、解説されています。これを読むだけではなく1つでも取り入れれば、すぐにでも効果が現れます。2つ目は、それが言語化・ビジュアル化(=シェア)されているということです。書籍になった段階で、著者の魂はペーパーに写されています。共感したら、誰かに伝えることも可能です。最後は、うつろいゆく夢(=インタレスト)。実は、ここが一番大切です。私たちの興味や気持ちは、つねにうつろいゆくものだ、という構えです。ここはパターン化もシェアも難しく、「そうはいっても、私は自由」という気楽な構えも必要ということです。
3.気持ち領域に理論を持ち込む「理由」
読書は、他人を共有することでもあります。他人の勝手な考えと向き合う時間は、他人経験でもあります。その代わり、著者の心をいただけます。いつのまにか自分のなかにたくさんの人たちが棲みはじめ、「自分がこわれない」ようになります。読み込むほどに、言動も、思考も、多様性に満ちながら、自分が変わっていくのです。そして、いまの時代に「次の仮説」を生み出せるようになる。たぶん、これが読書なのだと思います。
気づき)
・と、いう理由でそもそも読書をしてるわけではありません。
・私も少しは成長したかな。
・タイトル買いは絶対にしない1冊ですが、中身は人のこと。
- 作者: クリス岡崎
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2008/06/28
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