◯ 看護部リーダー研修「コミュニケーション」(4)_どうしたら、怒りをコントロールできますか

怒りは、コントロールできません。むしろ、怒ったときの気持ちは大切にした方がよいのではないか、と思います。

すぐに怒る、すぐにうれしがる。人が反応することは、無自覚に起こること。ただし、どういうときに、どのように自分が反応するのか、反応したがるのかは、自分に焦点を当ててみると少しづつ傾向がわかるかも知れません。

看護部リーダー研修では、「どうしたら、落ち着いて対応できますか」という質問がありました。これは、よくある質問で、コーチング、アンガーマネジメントやコミュニケーションを勉強すれば、とくに、自分の怒りをどうにかできるという期待があるようです。

わたしは、まず、感情はそのまま大切にした方がよい、と返答をしています。そして、振る舞いとして落ち着きたいなら、「感情を感情的に伝える」のではなく、「感情を冷静に伝えられますか」と問いかけています。

たとえば、自分の怒りをどうにかしたいということは、「怒り」そのものをなくすのではなく、「怒り」があることを自覚して、この怒りをどうするかを考えてみる。そして、人は、感情からそのまま行動に動きますが、その行動を選択できればよいのです。

すぐには、できませんね。

でも、そういう方法もあるか、とまず頭で理解して、トライしてもみると、その相手との関係も新しい展開ができるかも知れませんよ。

アイスブレイクの目的は、①緊張をほぐすための「自己開示」、②集中力を高め,チームビルディングを促す「共同学習」、③メッセージを伝える「課題共有」

内藤知佐子, 宮下ルリ子, 三科志穂, 学生・新人看護師の目の色が変わる, 2019
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