教育について、スタッフと話しをしていると、つい人と人の関係について「内向き」な関係がクローズアップされてしまいます。異業種の友人たちとの話題も、だいたいは、「人」「組織」のことなのです。
もちろん、人と人の関係について、コミュニケーションの手法や行動に関する科学など、学ぶべきテーマがあることはわかっています。理解するにも習得するにも、どのテーマも奥が深い。
でも、一方で、私たちがすべきことは、日々の目の前の課題に取り組んで、そのプロジェクトで未来を作っていくことに専念することだけだろう、と気づいているはずです。
学ぼうとする仲間を、ゆるやかな条件のもとで、実践の過程で任務に従事してもらう。若い人たちが置かれている環境は10年前と違うのは当たり前だし、テクノロジーの進化のも当たり前。でも、レイヴとウェンガーが言うように「学習はいわば参加という枠組みで生じる過程であり、個人の頭の中でではない」ことには、変わりはないです。
アクティブ・ラーニングの時代になっても、ポートフォリオとプロジェクト学習そのものは、むしろ、その機能を発揮していくのだろうな、と思います。なにより、面白くも愉快で、本質さを逃さない学習活動ですから…。
恒例の夏の全国大会の申し込みは、もうすぐ〆切です。
8月6日(土) 第10回<意志ある学び-未来教育プロジェクト全国大会2016>
miraikyouiku.jugem.jp/?eid=594
もとねすメモ)全国大会も今年で10周年です。参加を検討されている方は、おはやめに !
キャリアをデザインする、キャリアアップする、とは、スマートなキャリアコースを行くことでも、輝かしいキャリアや社会的なポジションの上昇を意味するのでもなく、自分がもってうまれたよさを活かし、自分の描いた未来の方向へ向かって自分で成長していくことを意味するのです。
(『キャリアストーリーをポートフォリオで実現する』鈴木 敏恵)
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