ARBが腎機能悪化や末期腎不全の進行を抑制した初期の報告

 読んで起きたい論文の1つ、RENAAL試験。

 この論文で、当時はじめて新薬評価をしました。

Effects of losartan on renal and cardiovascular outcomes in patients with type 2 diabetes and nephropathy

N Engl J Med. 2001 Sep 20;345(12):861-9.

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デザイン:RCT

対 象 :2型糖尿病,顕性腎症,平均血清クレアチニン1.9mg/dL

     (1,513人,日本人96人を含む)

方 法 :losartan ロサルタン(751人) vs. プラセボ(762人)[平均3.6年]

結 果 :losartan ロサルタンは,腎機能の悪化,末期腎不全への進行を抑制

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Intention-To-Treat(ITT)解析で、血清クレアチニン濃度が2倍になる、末期腎不全、もしくは死亡の一次複合エンドポイントは、プラセボ群の359名(47.1%)と比較して、ロサルタン群では327名(43.5%)であった(Fig.1A、左上の図)

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