Pharmacist

Diary

「薬事委員会2.0」へのシナリオ

薬事委員会の運営を、次年度は転換しようと思っています。issueは何か?。考えてきたことを書き下してみると、課題は、3点。 ・資料作成に時間がかかりすぎる ・薬剤師中心の運用(ペーパー重視→薬剤師以外の委員発言が少ない) ・診療戦略としての...
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iPhone片手に日本エイズ学会に半日参加してみたら

品川で開催されている日本エイズ学会に初めて参加しました。ポスターセッションは、臨床45、基礎69、社会95の演題が掲示され、学び魂に火がつきました。 1.治療選択肢の限られた HIV 感染患者に対してラルテグラビルの有効性  ラルテグラビル...
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「患者さんのために」といわない

「患者さんのために」といいますが、本当にためになっているのでしょうか。for the patients です。そもそも「ために」は、相手にしてあげている感じを拭いきれない。リンカーンの"and that government of the ...
Pharmacist

医療基本法で不足をつなぐ

医療概論や患者権利を教科書で学ぶのは好きではなく、公民の授業も苦手でした。しかし、生活や生き方と法律はオモシロセッションと思っています。 「医療基本法」ご存知ですか? 残念ながら、日本にはありません。医療基本法を考えるシンポジウムに参加しま...
Pharmacist

オープンエデュケーションに共通する3つの恩恵

MITのオープンエデュケーションのことで話をしていたら、「叡智の共有は、さらに進化を生む」というダイナミズムに感動しました。大学の講義とテキストがすべて無料で公開されている。それもMIT、Stanford、そしてHarvardをはじめ世界中...
Pharmacist

医療従事者も守るための「利益相反ルール」を

みなさんの医療機関では、利益相反についてのルールをすでに決めていますか?今年は日本医学会からも勧告が整備され、国内でも勧告の提案がさらに進みそうです。米国では1999年のゲルシンガー事件で18歳のゲルシンガー少年が被験者としては的確ではなか...
Pharmacist

製薬会社からの贈答品が空っぽの箱だったら?

利益相反(conflict of interests ; COIs)について、現状を知るのに、この3つの質問が役に立ちそうです。 1.What do physicians receive from industry? 2.How often...
Pharmacist

自己犠牲と贈答の容認

利益相反(conflict of interests ; COIs)の報告が、ここ20年くらい増加しています。  2007年のN Engl J Medでは、「一人診療の診療所ほどMRとの接触回数が多い」と報告されています。一方、大規模な病院...
Pharmacist

FDAの重篤疾患患者の新薬入手を早める制度

米国FDAで迅速承認された医薬品が、安全性の問題や市場撤退の通知がここ数ヶ月されており、FDAから消費者向けに解説がされているのでメモ。 重篤疾患患者の新薬入手を早める制度 Fast Track, Accelerated Approval ...
EBM

直腸癌手術の感染予防にゲンタマイシンのコラーゲンスポンジ

どんなものか想像もつかないのですが、感染予防にゲンタマイシンのコラーゲンスポンジが海外では使用されているそうです。ゲンタマイシンのコラーゲンスポンジは、直腸癌手術患者のSSI予防効果は有効でなく、反対にSSIが有意に高い結果。  抗生剤の全...