薬事委員会の運営を、次年度は転換しようと思っています。issueは何か?。考えてきたことを書き下してみると、課題は、3点。
・資料作成に時間がかかりすぎる
・薬剤師中心の運用(ペーパー重視→薬剤師以外の委員発言が少ない)
・診療戦略としての検討に不十分さがある
達成したいゴールイメージは、こんな感じ。
「適正な調査プロファイルのもと、診療戦略としての検討が全職種でされている」
よって、薬としてのプロファイルをまず薬剤師が事務局会議で存分に展開する。委員会で、診療戦略上の判断(採用、在庫)をする。使用後評価を共有する。
A | 薬剤師 | 事務局 | 薬としてのプロファイル作り |
B | 医師、看護師、薬剤師、事務 | 委員会 | A+運営上の判断 |
C | 医師、薬剤師 | 現場 | Bをふまえて使用後評価 |
A.薬のプロファイル(=基本情報+2次資料@事務局)
<準備30~60分、報告5分+討議10分>
基本情報:添付文書、インタビューフォーム、新薬情報申請など
二次情報:UP TO DATE、Cochrane、各種ガイドラインなど
→採用薬上の位置づけ、適応患者の見込み、想定されるリスク、使用後評価の重点
B.診療上の戦略(=討議@委員会)
<報告3分+討議5分>
準備:Aのサマリ、申請医のコメント
意見:全職種の委員コメント、委員長判断
→採否の判断、使用後評価の重点
C.使用後評価
<調査10分×患者人数、まとめ60分>
準備:期限を決める、有効性・安全性、患者コメント、医師コメント
→委員会で採用区分変更の判断、共有(1件ごと、年間報告)
これから)『「診療戦略型」薬事委員会への3トリガー』と、お決まりの題名にしようと思ったのですが・・・。WEB2.0から、”sharing, interoperability, user-centered design”という点で学ぶことが多そうなので、よりピッタリ。時代はもう、3.0なのかな?
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