社会の役に立つなら、自分をどうぞ

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学校秀才型だったビジネスパーソンほど、

自らの高校レベルでの学力の欠損があることを認めたがらない。

(「読書の技法」佐藤優)

 先週の土曜日には、未来教育ビジョンの全国大会が横浜で開催されました。小学校の先生、看護師、薬剤師、リハビリ、大学の先生、医療の関連業界から、防災、ほか多くの職種が1つの場で、ともに学び合う経験でした。私の知り合いだけでも、すべての職種で参加人数が昨年よりも増えていましたから、ポートフォリオとプロジェクト学習は、前に進むことはあっても、後ろにもどることはなさそうです。

 全国大会からの気づきメモは、少しずつここで紹介させていただきたいと思います。

1.薬剤師としてはまだ異例?

 全国大会のスタッフ紹介で、「異例ですが、薬剤師さんです」とご紹介をいただいたときに、どうして私はこの場にいるのだろう?、と100人を超える会場で、ただ一人の自分だけにピントを当てはじめました。ポートフォリオを知ったのは、たった3年前の2009年ですし、教育に専念していたわけではありません。実際にいまでもポートフォリオとプロジェクト学習は、チャレンジをしているプレイヤーです。

2.そもそもどうして薬剤師になった?

 「どうして?」の疑問はつづき、「どうして薬剤師になったのか?」まで、遡りながらました。高校時代には「自分の力が社会にとって何でも役に立つなら、どうぞ」という願いしかなかったアンタッチャブルなシーンも思い出しました。「職種を選ぶ」とか「学部を選ぶ」ということの意味が、実はよくわかっていなかったのです。

 

3.「なんのために?」という願い

 さらに遡って、幼少のころから両親にいわれていたことは「成績じゃなくて、誰に何をするかが大切」という問いが思い出されました。ここで、プツッと現実にもどり、「社会の役に立つなら、自分をどうぞ」という思いは、社会人になって20年経った今も変わらないのか、と気づきました。

 会場では、先生と参加者とのコラボレーションでプログラムが進んでいます。「社会の役に立つなら、自分をどうぞ」って、ビジョンなのかな?、と自問がつづいていました。

気づき)

 ・このビジョンは、プロジェクトとして進めるには、ちょっと大きすぎるね

 ・でも、だからこそいろいろなことにチャレンジできたのかも

 ・多職種で学ぶ会場で本質的な問いがされ、私も考えつづけたのかも

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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