ヨルの新幹線は、サラリーマンの生命線です

久しぶりに、ヨルの新幹線に乗りました。この時間の新幹線は、どんなに行き届いた清掃でも、車内には1日の疲れが車両中に漂う。その証拠に、乗客はほぼ仕事帰りの人たちばかり。晴れやかな旅行客の軽やかなトーンの会話も聞こえず、ほぼ無言のまま、できる限りのぎりぎりまで着崩したスーツに、お弁当とビールだ。

私も、間違いなくその一員だ。はやく目的地に着いて、ホテルで寝たい。手元には、東京駅の成城石井で、さっ、と買った鶏肉の小さな弁当と一番搾りがスタンバイしている。座席も、通路側のC列なのでいつでも、トイレに行ける。

何とか職場を抜け出して、弁当片手に座席に着けば、空いたお腹は手元の弁当を待っている。

残念ながら、まだ窓側のA例が空席なので、これから人が来るのだろう。社内アナウンスが「本日の指定席は満席…」らしいから、東京駅で弁当を食べて、途中で手前に人を通すのは面倒だ。仕方なく、まずは、一番搾りでひとり乾杯です。

それでも、おとなりのB列さんは、しっかり山形の米沢名物牛丼弁当「牛肉どまん中」をネクタイをゆやるめて、がしがし食べはじめている。というか、もう食べ終わりに近い。ただの早食いならそれまでだが、前の席のホックにはさらに、崎陽軒の弁当もあり、そちらもざくざく食べ干して、品川駅に到着。こちらは、一番搾りを半分がせいいっぱい。

すると、A列さんがやってきて、わたしと弁当2つを完食したB列さんは行儀よく、席を通す。

食べて、寝ないと生きていけない。B列さんは、新横浜駅ではすでにネクタイを外して、熟睡。ヨルの新幹線は、サラリーマンの生命線です。

 

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