書店で10,000円分の本を買って、自分の視界をぐるりと変えよう

どうも自分の考え方がそのまま固定化されて、他人からのメッセージも自分が理解できる部分しか受け止められなかったり、自分の解釈で理解しようとしてしまう。これでは、まったく、自分は自分のままだ。

で、いつも通り、丸善を歩く。はやく八重洲ブックセンターできないかな。また大船のあの小さな品揃えの目利きがいい本屋さんに行きたいな、と思いながら、ぶらり。

ぶらりとしたおかげで、どうも気持ちがストレッチされたようで、「そうだ。10,000円くらい本をまとめて買ってみよう」と思いつき。

いいですねえ。わくわくします。小説でも、専門書でも、自分がタッチしたことがない分野でもよし。

書店で10,000円分の本を買ったら、ちょっと背伸びをした手の届く思いつきが、次の自分につながるような気がするのです。

親鸞は、後者の「浄土の慈悲」のほうがいいと言っているんです。「聖道の慈悲」だと、どんなにがんばってもすべての人たちを救いきることはできない。正しいけれども果てがない。「浄土の慈悲」は、人間のすることには限界があるというところから発している。正しいかどうかは関係がないんです。

「雑」の思想: 世界の複雑さを愛するために 高橋 源一郎/辻 信一

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