(学びのトリガーいっぱいのフィンランドの小学生教科書)
しかし、もし私が「一年間に一冊のファイル」を持ち、とにかくそこにすべての「学習成果」のモノ・・返還されたテスト用紙、作文、作った模型写真や図面、描いた デザインスケッチなどを「時系列で綴じて」いたらどうだろう?。それを一年間の終 わりに机の上に置き、先生と「対話」しながらパラパラとめくっていったらどうだろう?。そこから一年前には出来なかったことが、「出来るようになった私」が見えるだろう。
フィンランドの高校生にお会いさせていただく機会をいただきました。高校3年生、ユリウス君。シンクタンク未来教育ビジョンの鈴木敏恵先生にご招待いただき、数時間ごいっしょさせていただきました。
自己紹介、帰国前の賞状作成、ポートフォリオ手法の研究2件の相談、フィンランドのテキスト、ユリウス君が教育について鈴木先生と対談する収録、そして、おいしいお茶の時間。すべてをやり終えるのに、たった2時間。
まるでわかっていたように、未知のことができる。なぜ?。
1.会話も行動もロジックツリー
「わたしは、・・・と思います。なぜなら・・・だから」、「方法は3つあります。それは、・・・、・・・・、そして・・・」。会話は、短文ながら明解で不足がない。どうやって考えているの?、と質問すると「Webように、パーっとパネルが広がる」という。全体のなかで、つねに自分が何をしようとしているのか、わかっているのだ。
2.あるもので、できてしまう
たった9ヶ月で、こんなに日本が話せる。語意が足りなくても会話ができるといった方が、正確。知らないことを、知らないと認知できているから、他の方法を選べるということ。
3.解答よりも、問題よりも、、、自分の気づき
フィンランドの高校生は、とっくに知っている。正解のための勉強や、知識だけの勉強では、もったいないと。何のために、知識をつかうのか?、問題は何なのか?、そもそも自分にとって何なのか?、そして、社会にとって何なのか?。世界、未来も全体のなかで、自分の気づきとリンクさせているから、考えることが楽しくて仕方ない、様子だった。
それで、自分も、周りも変わるんだもん。面白くないわけがない。
気づき)
・鈴木先生、ありがとうございました!
・「ご家庭では、どう育てられたのか?」帰国する前に、聞いてみたいな。
・ご興味ある方は、こちらへ「意志ある学び―未来教育プロジェクト全国大会 2011.8.20~21」
- 作者: 鈴木敏恵
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