「シンプルにいれば、重大な情報が伝わらなかったこと」は、薬害イレッサの重要な教訓だと思います。教訓を1つづついかすアプローチを試みましょう。
1.1つの要件をダイレクトに伝える
(A:上半分大きなメッセージ、B:下半分コメント)
どんなに忙しい人でも上半分の囲みのメッセージで、何をいいたいのか知ってもらいます。詳細を知る余裕があるなら、下半分のコメントを読んでくれます。上半分の囲みの線でセクシーに引き込むことがインスピレーションの要件です。
例)臨時的なメッセージ(銘柄変更、供給停止など)、重要なメッセージ(予定の変更、禁止事項など)
2.会議の決裁内容を伝える
(A:上の囲みで会議要項、B:その下に決裁事項だけならべる)
会議後の決定事項が何なのか?、伝えるニュース。必要な人には重要度のレベルが高いので、全体に文字が小さくても構わない。スピードが大切。
例)薬事委員会の速報版など
3.インスピレーションで誘う
(用紙サイズいっぱいに写真、A:B:文字が読めるように色彩調節)
気持ちを誘って「何のお知らせ?」と掲示板に引き寄せる。学習会などの案内に効果的。題字を上に、要項を下にまじめに書いておく。
例)勉強会、合宿の案内など
文字ばかりで読めない、重大な情報では伝わらない。しかし、医療安全でと都道府県や保健所の監査、医療器の評価のような第三者評価では、かならず「周知しているか?」聞かれる。なんとかとりつくろっても、本当に読まれる医薬品情報を作りたいものです。
配布するニュースなら、こんなパターンもありですね。
(表紙は)1)インスピレーション+2)エッセンス
(裏面に)3)詳細(添付文書など)
これから)薬剤師をはじめて数年目に、薬事委員会のお知らせを作成しました。ある日「3行しか、読めないのよ!長く書かないで!」と医師に咎められました。いまでは、その正直なメッセージに感謝しています。
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