看護協会の教育研修で、鈴木敏恵先生のファシリテーターをさせていただきました。
「現実の把握が抽象的である限り、課題解決はできない」
とレクチャーのはじめに問題提起がされ、その通り!、と思わずうなずいてしまいました。
それは、もしも現実の把握が抽象的だったら、課題が何だかわかりませんし、解決することもできないと思うからです。
たとえば、スタッフから相談を受けるときに、結局、何が課題なのかわからないことも多いものです。
それは、「いつ」「誰が」「何を言ったのか(何があったのか)」
この3点の事実が何なのかを伝わっていないから、課題が何かがそもそもわからなくなるのです。重要で緊急なときほど気持ちが入り混ざり、伝える側も聞く側も、事実と意見が判別できなくなってしまう。
ですから、現実の把握というのは、ていねいすぎるくらい具体的な方が、相手には伝わるのでしょうね。
もとねすメモ)私だって、うまくできませんよ。心がけながら、できるようになりたいです。
……緊張する理由って、嫌われたくないっていうのが大きいやん?
(伊藤丈恭『緊張をとる』)
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