なぜ患者さんは薬を飲まないのだろう?

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 薬については、数々の公然の秘密があります。「処方された薬の3割以上が、医師の指示通りに使用されていない」というのもその1つ。

 使用されていない理由は、飲み忘れたり、使い方がわからないなどの「意図的ではないもの」と、勝手に量を調整したり中止してしまう「意図的なもの」にわかれます。

 医師の指示通りに使用されていない、という文字通りの展開を、私自身も経験することになりました。気管支喘息で処方された1回1吸入を1日2回のステロイド吸入。これなら大丈夫と意気込んだものの、吸い忘れる日々が続いたのです。

 意図的であるないに関わらず、処方通りに薬を使用するにはどうすればよいのでしょう。

 まずは、指示通りに使うという覚悟を決めることだと思います。そして、副作用かも知れないと思ったら、それを伝える。飲み忘れたら、それも伝える。いつか薬を止めたいと思っているなら、そのことも伝える。この伝えることをルールにすることも覚悟するのです。治療は共同で行う時代ですから…

 さて、私も次の受診のときには、主治医に正直に伝えますよ。
「吸入はたまに忘れてしまう」と。

気づき)患者会から、原稿依頼をいただきました。その下書き原稿から。





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