BPSDの高齢者への投与量

 BPSD(;behagical and psychological symptoms of dementia、認知症に伴う行動障害と精神症状をBPSD)をともなう高齢者への治療基準はないか?

expert consensus panel for using antipsychotic drugs in older patients

→専門家50名の意見のまとめ

(agitationを伴う痴呆症に対する治療)

第一選択   リスペリドン 0.5~2.0mg/day

第二選択   クエチアピン 50~150mg/day

        オランザピン 5~7.5mg/day

経過観察   (妄想あり)5日間、(妄想なし)7日間

治療維持期間 3ヶ月

ちなみに国内では、日本老年精神医学会、アルツハイマー型痴呆の診断治療マニュアルより、

「神経遮断薬による一般的治療」

せん妄および中等度以上の身体的攻撃性、幻覚、妄想に対して

第一選択 チアプリド 25mg/day

第二選択 リスペリドン 0.5mg/day

      ハロペリドール0.5~1mg/day

低用量から投与し、漸増する。

投与期間は長くて12週間。

(Visited 46 times, 1 visits today)

コメント

タイトルとURLをコピーしました