PROBE法で複合エンドポイントなJIKEI HEART STUDY

 従来の高血圧がある患者に、バルサルタンを追加投与するとバルサルタン以外の追加投与と比べて心血管イベントが減少するか?JIKEI HEART STUDYから。

Valsartan in a Japanese population with hypertension and other cardiovascular disease (Jikei Heart Study): a randomised, open-label, blinded endpoint morbidity-mortality study.

Lancet. 2007 Apr 28;369(9571):1431-9.

→ 3.1年間で、RRR=0.38, ARR=0.037

→ よって、NNT3.1年=27人

 ものすごいいい結果!

 しかし一次エンドポイントは、「脳卒中または一過性脳虚血疾患発作による入院、心筋梗塞、うっ血性心不全による入院、狭心症による入院、解離性大動脈瘤、血清クレアチニン値の倍化、血液透析導入の複合エンドポイント」

課題

1)入院は、患者と主治医の主観的な判断の介入がはいる余地はないか

  PROBE法は介入行為をエンドポイントにいれない約束だ。

   2009年05月25日(月)介入が影響していませんか?PROBE法

2)複合エンドポイントで、軽症な結果にひっぱられていないか

   2009年02月18日(水)複合エンドポイントの問題点

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