先日、箱根で一泊したときのことです。帰りのケープルカーの上強羅駅は、容赦なく雨が降っていました。
一泊とはいえ、荷物はそれなりにありましたし、濡れるのは、なにより不快です。
朝のケープルカーは本数が少なく、小さな待合室で、強羅行きを待つことにしました。
ふとそこに、海外からの家族連れと思われるお客さんが数人やってきました。広くはない待合室は、雨を滴らせながら満員になり、クローズな空間にこのメンバーでしばらく過ごすことになりました。
残念なことに、海外の方々は、日本人がシャイでほとんど英語がしゃべれないことをご存知で、積極的に話しかけてくることはありません。
そこで、私はせっかくの機会なので、「土砂降りですね。It’s heavy rain…」と、笑顔で会話をはじめました。
「ええ。でも、楽しんでいますよ。Yeah. But I’m having fun.」とお母さんらしき女性が、返事をしてくれました。
私は、つい「私は日本人ですが、梅雨は嫌いです。I’m Japanese, but I don’t like the rainy season.」と言ってしまいました。
カリフォルニアから来たというこの家族とのこのあとの話の内容はよく覚えていないのですが、私は会話の途中から後悔をしました。せっかくの日本の旅行なのに、よくないシーズンに日本に来てしまったと思わせたかも知れません。
個人的に雨が嫌いなのは仕方がないとしても、次の機会には、日本の梅雨も楽しんでいただける会話をしたいです。
もとねすメモ)紫陽花も、満開になりますし、新緑の季節よりも葉の緑色のグラデーションは、きれいです。日本は、梅雨時がベストシーズンですね。
(Visited 32 times, 1 visits today)
コメント