どの会社にも二つの組織がある。そのひとつは組織図に書き表すことができる公式のもの。
そしてもうひとつは、その会社に所属する男女の、日常の、血のかよった関係である。
僕が臨床の薬剤師をやっていて、「おお!」っと、現場感覚がぐーんと伸びて、いろいろ作り出したのは、もう一つの組織とつながったとき。医師も看護師も他の職種も、いままで知らなかった世界のフィールドにぐーっとひっぱられて、全体を俯瞰したあの感覚。そのときにはメンター(自分の知らないゲームに巻き込まれさせてれる人)が、私といっしょすすんでくれるせまいキャンパス(=病院)が必須の要素だった。
いまは、組織図のなかで、全体を見渡せる立場。しかし、トップに報告をされることは、フィルタのかかった二次情報で、熱くもなく疑問も湧かないお行儀のよい報告が多い。ゆさぶりをかけて聞いてまわらないと、本当のことは姿を現さない。
そういう難しいポジションに立っていることを自覚しながら、この島を走りめぐっている。
これから)ソーシャルネットワークが「血のかよった」ネットワークになることは間違いないと最近実感しています。「ただのメールごっこ」と侮ると、とりかえしのつかないことになる。まだその説明がうまくできる人を知らないが、こうして私がブログに書いているログに、誰かがコミットメントすると次に起こるのはアクションだからです。
- 作者: ハロルド・ジェニーン
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