クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル
- 作者: 小山龍介
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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小山龍介さんの新刊、クラウドHACKSが店頭に並んでいました。このHACKSシリーズで、どれだけ仕事が軽くなり、どれだけ生活の展開が広がったことでしょう。たぶん私は1つ1つ、提案されてきた方法を実践してきたはずです。今回は、使用する側の立場で、クラウドの概念や、小さなカイゼンを楽しく提案してくれます。
1.「パブー」で電子書籍を出版する
電子書籍を出版する販売プラットフォームは、すでにできています。勉強記録、ブログ、書き下ろしを電子書籍で出版しませんか?。PDFやePub形式で出版して、iPadやKindleでも読めます。もちろん印税も入ります(印税70%で、1冊300円なら210円)。まずは、この電子書籍で評価をもらって、次に出版社という時代になりそうです。
2. クラウド型で同期する「発言小町」
「クラウド型で同期」は、この本の神髄です。リーダーシップもピラミッド型ではなく、クラウド型の同期でチームパワーを引き出す。気がつけば、悩み事もお隣さんに相談せず、クラウド型で質問をして同期する時代になっていました。
「私はダメな嫁ですか?」「猫が脱走しそうです」「お土産が一個足りない!」・・・YOMIURIオンラインの「発言小町」には、こんな質問が並びます。解答仮説を考えるもよし、ブレインストーミングもよし。Yahoo知恵袋の「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」は、作曲もされたそうです。
3. 蔵書700冊をPDFで持ち歩く
700冊というのは小山さんのケースですが、私も「古典」から「新書」まで、常読本が200冊はありそうです。これを Acrobat Readerで、読みながら、しおりをつける。もちろん全文検索もできるので、全冊のキーワード拾い読み検索ができます。つまり「集合知」をつかった「メタ知識」が手に入るわけです。憶えておくストレスや、付せんを貼る必要がなくなり、脳がフリーに。アウトプットの量と質は3倍になり、カスタマイズされた天才に近づけるのでは?と思います。
これから)本屋コンシェルジュがいたら、どんなにいいでしょう。専門分野の古典から、入門テキストまで相談にのってオススメの本を持ってきてくれる。顧客の好みに合わせた知の高速道路現実版。もう、どこかの書店にはいらっしゃるのかも知れませんね。
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