プログラマーの仕事方法から学ぶ【最速の仕事術はプログラマーが知っている】清水亮

doutonbori

 プログラミングと言えば、小学生のころにBASICを使ったくらいの記憶しかありません。

 BASICの記法を学んで、組み合わせて、何でもできた気分になれたころが、なつかしいです。さらに、コンピューター、インターネットの仕組みを知るほどに、うまく体系化された理論に感動したものです。

 そういう世界で仕事をしているプログラマーは、おそらく合理的に仕事をしていると想像します。

 というわけで、本書を手にしてみました。


プログラミングに熟達すればするほど、コードをガリガリ書く時間よりも、むしろ書かない時間こそはと仕事の神髄があるとわかるからだ。

危機は察知されるまでは危機ではない。

同じ決断を二度するな。最初の決断に充分時間をかけて確固たる決断を下せば、同じ問題を二度考えずに済む。ビルゲイツ The impatient optimist

事前に行動計画をイメージしておくことをコンピュータ用語では「プリフェッチ」と呼ぶ。

割り込み処理が入ると、このプリフェッチした情報が無意味なものになる。それをパイプラインハザードと呼ぶ。パイプラインハザードは効率的な処理にとって最大の敵だ。したがって、通常は1営業日空けてしかスケジュールを入れないというルールを前もって定めておけば、パイプラインハザードを抑制することができる。

複数の情報を一本化して渡すことをシリアライズと呼ぶ。

英語では「オペレーション」といえば、まず軍事作戦である。

プログラムとは何か、突き詰めていうと、自分のいないところで自分の思い通りに自分以外の人存在を動かすこと、である。

リーダーの主要な役割は、チームビルディング、ディレクション、そしてトラブルシューティングである。このうち、トラブルシューティングが業務の大半を占める。

クライアントが「なるべく早く」という場合、普通はどんなに遅くても24時間以内に対応すれば問題はない。

デメテルの法則では、あるプログラムがほかのプログラムとコミュニケートする方法を意図的に限定する。つまり、あるプログラムを使うために知らなければならない情報を極力減らす。
こうした工夫によって、全体としては大規模で複雑なシステムであっても、それぞれの部分部分は理解が容易でコントロールしやすいものにできる。

スケーラビリティ(scalability)を高める

立方体を表示するとき、6面全部を描くのではなく、こちら側を向いている3面だけを描くのだ。


もとねすメモ)Markdown記法が使いこなせたら、仕事の文書もよりスピーディに書けそうですね。

最速の仕事術はプログラマーが知っている

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