誰もが愛する人の前を気づかずに通り過ぎてゆく。。。
1992年ドラマ『愛という名のもとに』の主題歌、浜田省吾の「悲しみは雪のように」は、吉野弘さんの詩「生命は」に感銘を受けて制作されたらしい。看護学校の授業の合間に朗読させていただき、一人ジーンとしてしまった。
生命は 吉野弘
生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思えることさも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光りをまとって飛んできている
私も あるとき
誰かのための虻だったろう
あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
自分が大人になって詩に、興味をもてるとは思いませんでした。Evernoteのタグに詩(検索が簡単になるようにPOEM)というタグを付けることにしました。こらからも、いい詩に巡り合えるように、と願いをこめて。
音楽、読書、映画には、人生の最期まで際限なく、ひたっていたいものです。あの映画よかったな、あの本に書いてあったな、をライフログとして、タグでマークをしておく。Evernoteなら、タグの数のカウントも、いつ?どこで?どう思ったの?、写真、音声まで1元管理ができます。第二の脳に放り込んでおいてみる。
POEMタグを付けたライフログのなかで、どんな私は物語を作り出すのか、楽しみ。
気づき)
・浜田省吾+吉野弘さんで、生命のリズムを感じてみる
・吉野さんの詩にめぐりあえた映画「空気人形」に感謝
・んんー、浜田省吾コンサートに1度行きたい!
これから)
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