世界を認識することの契機

 分けてもわからないと知りつつ、今日もなお私は世界を分けようとしている。それは世界を認識することの契機がその往還にしかないからである。

 論語、会計、そして生物。3つの本を持って、上海に。

 24時間体験に、一瞬の自分世界に耽る。

 そして、打ちのめさせる。どうも村上春樹、福岡伸一を立て続けに読んでいると、「私たちはDNAにとってのただのキャリア(乗り物)にすぎない」に行き着く。悲壮感すら、ただよう。

 コントロールしているのは、わたしではなく、私のなかの私。

これから)空港となりの上海動物園、帰国

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)

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